中小企業のM&Aの有形固定資産で注目するポイントとは?
中小企業のデューデリジェンスのチェック項目の中でも有形固定資産は特に重点的に見られる項目の一つです。これは、税務会計上建物は減価償却における未償却残高・土地は取得価額で計上されているのに対して、M&Aの際の時価はは大きく変わっていることが多いからです。
例えば、以下の項目について検証することが多いです。
- 土地・建物の評価額(鑑定評価額若しくは固定資産税評価額から合理的に算定した金額)
- 減価償却の再計算(特別償却の確認及び償却不足・超過額の確認)
- 有形固定資産の実査
- 借地権の評価及び確認
- 資産除去債務の有無の確認
- 各所毎の減損の必要性の確認
- 不動産の用途の確認及び担保の有無の確認