中小企業のM&Aの有形固定資産で注目するポイントとは? 中小企業のデューデリジェンスのチェック項目の中でも有形固定資産は特に重点的に見られる項目の一つです。これは、税務会計上建物は減価償却における未償却残高・土地は取得価額で計上されているのに対して、M&Aの際の時価はは大きく変わっていることが多いからです。 例えば、以下の項目について検証することが多いです。 土地・建物の評価額(鑑定評価額若しくは固定資産税評価額から合理的に算定した金額) 減価償却の再計算(特別償却の確認及び償却不足・超過額の確認) 有形固定資産の実査 借地権の評価及び確認 …
財務デューデリジェンスのお役立ち情報
財務デューデリジェンスとは
財務デューデリジェンスはM&Aの現場ではほぼ必須 日本の決算書の多くは、税法に基づいて作成されています。 税金の実務では、収益の計上漏れや費用の水増し等は厳しく調査されます。その一方、偶発的な債務の記載や連帯保証の有無等については、あまり厳しく調査されない傾向があります。 そのため、中小企業の決算書は意図せず現在の会社の実態を適切に反映していない場合が散見されるのが現状です。 M&Aの買い手企業にとっては、購入する会社の適切な財務状況を把握し、無用なリスクを回避することが必須です。そのため、M&Aの買い手企業は、外部会社や会計事務所等に調査を依頼します。これが、財務デューデリジェンス …